うつ
- 気分が落ち込みやすい
- 行動しようとする力が湧かない
- 思考力や集中力が低下している
- 寝ても疲れが取れない
- 極端に緊張してしまう
うつなどの精神科疾患は鍼灸施術で症状を和らげることが可能です
精神科、心療内科にすでに通われている方は鍼灸施術との併用をお勧めしています。
抗うつ剤の効果を上げ、さらに副作用が減少するという事が研究発表されています。
いくつかご紹介いたします。
「うつへのSSRI(セロトニン選択再取り込み阻害薬)への付加施術として鍼の施術を行った際、施術の6週間後、SSRIの抗うつ剤としての効果を強め、施術の反応を加速させて、SSRIの副作用を減少させ、SSRIの投薬量の増加の必要量を減少させたが、その効果は小さくて、中程度である。この臨床試験は、中程度から深刻な程度のうつの患者への鍼の付加的効果の短期的なエビデンスを提供する」
2019年4月9日北京中医薬大学「精神医学研究雑誌」より
「鍼と、抗うつ薬の組み合わせは、うつの施術において安全であり、効果的である。13のランダム化比較試験のメタ・アナリシス分析が『感情障害雑誌(ジャーナル・オブ・アフェクティブ・ディスオーダー)』で出版され、鍼と抗うつ薬の組み合わせは、抗うつ剤単独よりも、効果があることを発見した」
2015年5月台湾中医大学「うつに対する鍼と抗うつ薬の組み合わせの利点:システマティックレビューとメタ・アナリシス」より
やわらグループで行う鍼灸施術
うつなど精神疾患の場合、脳の神経伝達や自律神経系の調和が取れていない場合が非常に多いです。
鍼灸を施す事で鍼が皮膚(ツボ)のポリモーダル受容器などを刺激して、求心性線維を介して刺激が中枢神経系へ伝わり鎮痛効果や抑うつ効果などを示すと考えられております。また脳内では視床下部や脳幹、大脳辺縁系を中心として、神経伝達物質やサブスタンスP(体質改善を促す伝達物質)、オピオイド(鎮痛物質)の放出を誘導すると考えられており鍼灸の抗うつ効果があるのではと研究されています。その他、自律神経系、内分泌系、免疫系への好影響も報告されています。
やわらグループでは頭や背中、手足に点在する効果のあるツボを使用し軸索反射(刺入した鍼の周りが赤くなるフレア現象)を促し、脳からの伝達を促し自律神経系を調整する事でうつなどの精神疾患に対応していきます。
患者様のお話をしっかり伺うことも重要だと考えているので、お悩みを打ち明けられるような環境も提供致します。
うつ|横浜市中区・磯子区 鍼灸接骨院・整体院やわらグループ
以下の9項目のうち5項目以上がほぼ毎日おおむね一日中存在していて、それらが2週間以上続き、著しい苦痛または社会的、職業的問題が起こっている場合に「うつ」の判断を受けることがあります。
①抑うつ気分か喜びの喪失のどちらかがある
➁体重や食欲の減退
③不眠または過眠
④精神運動の障害(強い焦燥感、運動の静止)
⑤疲れやすさ
⑥気力の減退
⑦強い罪悪感
⑧思考力や集中力の低下
⑨死への思いがある
「うつ」の原因は遺伝的要素や脳の機能的要因などが複雑に絡み合って発症すると考えられています。ただし、発症のキッカケとして最も多いのはストレスです。
精神疾患の中で最も自殺の危険性が高いのは「うつ」です。その為軽く考えずに医療機関への受診をお勧めします。
精神科病院・医療法人誠心会と提携しております|横浜市中区・磯子区 鍼灸接骨院・整体院やわらグループ
やわらグループは横浜市旭区の神奈川病院、あさひの丘病院などの精神科病院、また多くのケア施設を運営されております医療法人誠心会と提携しております。
医接連携により西洋医学と東洋医学の融合をする事で多くの患者様の力になれる事が大切だと考えております。
医療法人誠心会 佐伯隆史理事長
「※本記事は厚生労働省認可の国家資格者:鍼灸師 安宅 泰が監修しています」